今やビッグバンと言うニックネームで、パウンド・フォー・パウンドにも名を連ねる中谷潤人選手。これまで全勝のキャリアをもつ中谷潤人選手ですが、過去に一度だけ「ダウン経験」があるそうです。
この記事ではそのプロキャリア初期時代のダウン経験について深堀りしていきたいと思います。
中谷潤人のプロフィール
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 中谷 潤人(なかたに じゅんと) |
ニックネーム/通称 | “愛の拳士”/“Big Bang” |
生年月日 | 1998年1月2日 |
年齢 | 現在 27歳(2025年9月時点) |
出身地/居住地 | 三重県 東員町出身。 現在は神奈川県相模原市在住。 所属は M.T ボクシングジム。 |
血液型 | O型 |
身長・リーチ | 身長:約172〜173 cm リーチ:約170〜174 cm |
スタイル/階級 | 左ボクサーファイター スタイル。 |
戦績 | プロ戦績 31戦31勝(24KO)無敗。 |
学歴・経歴(アマチュア期〜プロ初期) | – 小学3年から極真空手 – 小学6年でボクシングに転向 – 中1で KOZO ジム入門。 U-15 全国大会で中2・中3で優勝。 – 中学卒業後、高校へは進学せず、単身アメリカへ渡りトレーニング。 – 2015年4月26日 プロデビュー。以降国内外で階級を上げながらタイトル多数獲得 |
家族構成 | 両親(父:澄人さん、母:府見子さん) 2歳下の弟:龍人さん。 両親は三重県でお好み焼き屋を経営。 |
プロ12戦目:工藤優雅(くどうゆうま)戦で初のダウン経験
中谷潤人選手がダウンを喫したのは、プロ12戦目となる工藤優雅(くどうゆうま)選手との対戦でした。
工藤優雅選手はマナベジム所属の近距離での攻防を得意とする選手で、当時の戦績は6勝2敗2分け。中谷潤人選手は当時11戦11勝(9KO)で、前の前の試合では後に世界王者となる矢吹正道選手も下しています。
2人が戦ったのは2017年5月16日に行われた「初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝」の時のことでした。
試合は中谷選手が長いリーチと技術で圧倒しますが、3ラウンド終盤に工藤選手の右がヒット。中谷選手はキャンパスに右手をつき、これが「ダウン判定」となります。

中谷選手にとってはこれがプロキャリア唯一のダウン経験ですね
しかし初のダウンとなった中谷選手ですが、よく見ると飛び上がった相手の頭が先にあたっており、右のパンチで倒れたわけではないように見えます。


疑惑のダウンを取られた中谷選手ですが、それに抗議すること無く試合を続行します。
ダウンを取られるも判定は2-0で勝利
ダウンを取られた中谷選手ですが、その後は技術で圧倒し、工藤優雅選手を2-0の判定でなんとか下します。
(中谷選手のプロキャリアでの2-0判定はこの試合のみ)
初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝を勝ち進んだ中谷潤人選手は、この3ヶ月後に行われた決勝戦で、ユーリ阿久井政吾選手と対戦。6回TKOで下し、見事優勝を手にしました。
工藤優雅のその後の戦績は?
工藤優雅選手はこの試合で戦績が6勝3敗2分けとなり、中谷潤人選手との試合を最後に引退されているようです。
引退後は別の仕事をしつつ、東京都荒川区にある「アキバボクシング&フィットネスジム
」で時々トレーナーをされているみたいですよ。
まとめ
以上、「中谷潤人、唯一のダウンは工藤優雅戦─今なお語られる“疑惑の判定”」についての記事のまとめでした。
疑惑の判定に関しても、文句を言わずに受け入れるところが中谷選手らしいですね。
今後もパウンド・フォー・パウンド1位を目指して頑張ってもらいたいと思います!
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