2025年12月14日に行われたブレイキングダウン18の前日計量で、対戦予定だった江口響選手とやるべしたら竜選手の顔合わせの際、江口選手が竜選手の顔をビンタ。そのまま倒れて失神する事故が起きました。
その後やるべしたら竜選手はくも膜下出血だったと判明。世間からは「やりすぎだ」「完全にエンタメの範囲を超えている」との反応が起こっています。
今回は事故の詳細と刑事事件の可能性や、世間と選手たちの反応についてまとめていきたいと思います。
江口響選手のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 江口 響(えぐち きょう) |
| 生年月日 | 1999年4月25日 |
| 年齢 | 2025年時点 26歳 |
| 出身地 | 千葉県千葉市 |
| 身長/体重 | 身長:非公開/体重:約70kg |
| 職業 | 格闘家・格闘技イベント出場者・団体代表(富士見グループ) |
| 所属・肩書 | 富士見グループ代表・血闘祭 初代ウェルター級王者 |
やるべしたら竜(佐藤竜)選手のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | やるべしたら 竜 |
| 本名 | 佐藤竜 |
| 生年月日 | 非公開 |
| 年齢 | 非公開(20代後半〜30代前半と推測されることが多い) |
| 出身地 | 非公開(関西圏とされることが多い) |
| 身長/体重 | 非公開(Breaking Down出場階級から中量級と推測) |
| ニックネーム由来 | 「やるべしたら=やるなら徹底的に」という姿勢から |
| SNS |
ブレイキングダウン18の前日計量で起きたビンタ騒動
ブレイキングダウン18の前日計量で、顔合わせの際に江口選手が竜選手のほほを思いっきりビンタ。そのまま後ろに倒れて失神してしまったため、試合も中止となってしまいました。
これまでにもブレイキングダウンでは試合前の騒動や揉め事は、注目を集めるために過激なことも起こっていましたが、失神や試合中止は初めてのことです。
ブレイキングダウンのビンタくも膜下出血が話題だけど、くも膜下出血の社会復帰率は3割程度で、約5割が死亡、または重い後遺症を残す。ボクシングでは基本的にはプロライセンス自動失効で引退になる。2大会出場停止処分ってなってるけど、これもう番組自体アカンのでは。 pic.twitter.com/tliptoparL
— お侍さん (@ZanEngineer) December 16, 2025
やるべしたら竜選手はくも膜下出血と判明
その後やるべしたら竜選手はCT検査を受けるも異常なし。帰りの飛行機の中で体調が悪化し頭痛が続いたため再度検査してみると「くも膜下出血」だった事が判明しました。
— やるべしたら竜 (@ryu_sato8814) December 15, 2025
今回の件を通じて、私自身が強く感じたのは
— やるべしたら竜 (@ryu_sato8814) December 14, 2025
「減量後という特殊な状態での張り手行為が、想像以上に危険である」
という現実です。
計量後の選手は、一般的に
•脱水状態
•低血圧
•低血糖
•反射・バランス能力の低下
といった、極めて不安定な身体状態にあります。… pic.twitter.com/DtJRXHKj28
皆さん、たくさんのご心配とメッセージありがとうございます。
— やるべしたら竜 (@ryu_sato8814) December 16, 2025
今回の件について、事実としてお伝えします。
大会当日、医療スタッフの判断でCT検査を受けていましたが、その時点では大きな異常は確認されませんでした。… pic.twitter.com/PuERZ7cBTn
☑️やるべしたら選手のまとめ
- 江口響選手からビンタを受けて失神
- 当日はCT検査を受けるも異常なし
- 帰りの飛行機で体調悪化
- 家に帰っても1日中頭痛が続く
- 奥さんが救急車を呼ぶ
- 脳の専門家に相談、くも膜下出血と判明
- 本来なら1~2週間の入院
- 運動や仕事をしない条件で家に戻る
くも膜下出血について
くも膜下出血とは「くも膜」と「軟膜」の間(=くも膜下腔)に出血が起こる重い病気です。
発症すれば命に関わる緊急疾患として知られています。主に高齢者に発症する病気として知られていますが、格闘技のように「急激な減量」「極度の緊張状態」「ダメージ」が重なり起こることも少なくないようです。
またくも膜下出血は、
- 約3分の1:命を落とす
- 約3分の1:後遺症が残る
- 約3分の1:社会復帰可能
と言う社会復帰も難しい病気になります。
ボクシングの重岡銀次朗選手は脳ダメージによるくも膜下出血ではないかと言われ現在も動けない状態、穴口一輝選手は右硬膜下血腫で亡くなられています。
江口響選手は謝罪しつつ後悔はない模様
なお、ビンタをした側である江口響選手は、SNSでこのようにコメントしています。
試合が中止となってしまい謝罪はしつつも、ビンタをしたことに後悔はない模様です。


世間や選手たちの反応は?炎上や非難の嵐に
今回の事件については、選手たちや世間からも大きな反応がありました。また江口響選手は謝罪もしていますが、自分のビンタを肯定するような発言もしてしまったため大きく炎上し、選手たちからも批判の声が上がっています。



この騒動には細川バレンタインさんも参戦。下からブレイキングダウンを批判する立場にある細川バレンタインさんですが、今回の騒動に関してもコメントされています。ブレイキングダウンに参戦している選手とは、Xでいつも舌戦を繰り広げていますね。

江口響は逮捕される?刑事事件でブレダウ消滅の可能性も
今回の事件で、江口響選手が逮捕されるのでは?とも言われていますが、今回の騒動が刑事事件になる可能性ついてまとめていきたいと思います。
通常なら刑事事件になるレベルの事件
基本的にくも膜下出血のような相手に大きな怪我を追わせた場合、刑事事件になる可能性は高いとされています。成立する罪は以下のとおりです。
まず江口響選手は竜選手に手を出したことで「暴行罪」が成立します。
☑️暴行罪(刑法208条)
2年以下の懲役、30万円以下の罰金、または拘留・科料
また暴行によってくも膜下出血となったため、これにより「傷害罪」が成立する可能性が出てきます。
☑️傷害罪(刑法204条)
15年以下の懲役、または50万円以下の罰金
その怪我が原因で亡くなった場合や、重大な後遺症が残った場合は傷害致死罪が成立します。
☑️傷害致死罪(刑法205条)
3年以上の有期懲役(上限は20年)
ブレイキングダウンのようなエンタメの場合は?
今回のような暴行事件の場合は、ブレイキングダウンのようなエンタメであっても、日本の法律では
というのが大原則としてあります。この場合論争となるポイントが、
☑️刑事事件となるかどうかのポイント
- 被害者の同意があったか?
- スポーツなど正当なルールの中で行われたか?
などが論争のポイントとなってきます。
実際に刑事事件となった場合は警察が捜査することになり、多額の賠償金や治療費を請求されることになります。また運営や責任者側にも、責任を追求される可能性があるそうです。
江口響選手に逮捕や書類送検の可能性も出てくるでしょう。
そうなるとブレイキングダウンの存続自体が難しくなり、消滅の危機も出てくるのは間違いないでしょう。
双方の話し合いによって何もない可能性も
くも膜下出血のような重大な病気の場合、被害者の要望がなくても警察の捜査がはいる事はあるようです。
ただ今回はブレイキングダウンというイベントの場であり、本人たちもこうなる可能性は少なからずあった上での出来事。刑事事件となればメディアでも大きく取り上げられますし、ブレイキングダウンの存在自体も無くなるかもしれません。
江口響選手、やるべしたら竜選手も、それは望んでいないと思うので、刑事事件にはならないようにと懇願する可能性も高いのではないでしょうか。竜選手も次の大会には出場する意気込みを見せています。
皆さん、たくさんのご心配とメッセージありがとうございます。
— やるべしたら竜 (@ryu_sato8814) December 16, 2025
今回の件について、事実としてお伝えします。
大会当日、医療スタッフの判断でCT検査を受けていましたが、その時点では大きな異常は確認されませんでした。… pic.twitter.com/PuERZ7cBTn
まとめ
以上、「江口響逮捕でブレダウ消滅の危機も?刑事事件の可能性と選手の反応まとめ!」の記事のまとめでした。
前日計量ではよくある乱闘がちょっと大きくなりすぎたレベルと思いましたが、くも膜下出血はちょっと重症ですね。
しかし病状や本人の様子を見ると、順調に回復しているようで良かったですね。
本人は次の大会に向けて意気込みがあるそうですが、今は十分に回復に専念して、確実に動けるようになってからまた頑張ってほしいと思います。
家族も本当に心配したと思いますが、格闘技は最悪のことも起こり得るので、それも念頭に頑張ってほしいですね。

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