広島県の甲子園常連校である「広陵高校」では、部員による不祥事が問題となっているようです。被害者の保護者がインスタでメッセージを発信し、それが拡散されて話題となりました。
この件には監督である中井哲之氏も関わっているらしいのですが、今回は中井哲之監督についてまとめていきたいと思います。
中井哲之監督のプロフィール

項目 | 内容 |
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名前 | 中井 哲之(なかい てつゆき) |
生年月日/年齢 | 1962年7月6日(2025年現在63歳) |
出身地 | 広島県廿日市市 |
出身校・学歴 | 広陵高校 → 大阪商業大学卒業 |
選手歴 | 広陵高校時代:1980年センバツ出場(ベスト4)、夏の甲子園出場(ベスト8) |
監督歴 | 1990年に27歳で広陵監督就任。 選抜優勝:1991年・2003年、 夏準優勝:2007年・2017年など |
担当教科 | 高校の社会科教諭(地歴公民)兼任 |
指導哲学 | 「応援されて勝てるチームづくり」「当たり前のことに“ありがとう”を」など、選手主体・人間教育重視の指導スタイル |
主な教え子 | 金本知憲、西村健太朗、白濱裕太、上本博紀、野村祐輔、有原航平、佐野恵太、中村奨成など、多数プロ野球選手を輩出 |
甲子園成績 | 春選抜出場14回(優勝2回)、夏出場9回(準優勝2回)、通算勝率約.650 |
中井哲之監督の経歴。名監督として名を馳せる
中井哲之監督は高校時代は広島広陵高校で活躍、夏の甲子園ではベスト8の実績を残しています。
今よりも先輩後輩の上下関係が厳しく、暴力的なものも多かった1980年の広陵高校では、辞めていく部員が続出していたそうです。しかし当時の中井哲之氏は持ち前の根性でやり抜き、甲子園で結果を残しました。
1990年に27歳の若さで広陵高校の監督に就任。もともと広陵高校は野球の強豪校でしたが、中井監督就任後はさらに目覚ましい活躍を遂げています。
広島ではトップに君臨する実力校として定着し、甲子園でもトップクラスの成績を誇ります。中井監督は名将として名を馳せていました。
その実績から雑誌では育成論をインタビューされることも多数。「勝てる野球ではなく「応援されて勝てる野球に」」は名言としても取り上げられています。
「私が目指しているのは、みなさんに“応援してもらって、勝てる野球”です。“勝てる”が先にくるのではなく、みなさんに“応援してもらって”が先。言い方を変えると“愛されて、応援されて勝てる”チームということです。高校3年間というのは、野球をするだけではなく、学校やOB、周りの方に、野球以上に生きる力を教えてもらい、身につける場所だと思います。また、僕自身が野球以外にも厳しいので『当たり前のこと』です。ウチのように部員数が多ければ、ベンチに入る人数より、裏方に回る子の方が明らかに多いわけです。3年間控えをやり通した子が『広陵で良かった』『中井の下でやれて良かった』と思ってくれる指導をしていかなければいけないとも思っています。卒業した後に分かることもたくさんあります。私は単純に分かりやすく伝えているつもりです」
※引用:https://www.hiroshima-athlete.com/articles/-/4326?utm_source=chatgpt.comより
中井監督は時には自分の采配ミスで、格下の高校に負けてしまうこともありました。そんな時は選手に涙ながらに自分の責任だと謝ることもあったそうです。
「その夜は興奮して、采配が頭から離れなくて、眠れなかったんです。自分が謝らんとスタートできんと思いました。『昨日の試合は俺の采配ミスなんじゃ。俺が監督じゃなかったら、勝っとる。俺の采配ミスで負けたんじゃけ、おまえらは堂々としとけよ。負けた原因は中井じゃけ』と言いましたよ」
※https://number.bunshun.jp/articles/-/853984?page=2より
新聞にはこんなインタビューも掲載されています。
広陵高校中井監督の名言
— 5J (@gojo_newfate) August 5, 2025
「僕はずっとガキ大将、ガキ大将は言いたいことは言うけど困ったヤツがいたら必ず助ける」
「生徒が言うんです、中井先生みたいな先生は見たことが無いって。いかに粗末な教育を受けてきたか、見て見ぬふりをする教員がいかに多いかって事ですよ」#高校野球 #広陵高校 pic.twitter.com/fiMgSv8ELb
中井哲之監督はこれまでパワハラや暴力はあった?
中井哲之監督にこれまでパワハラや暴力があったなどの情報はありません。それよりも「人格者」「思いやりのある監督」と言う噂が多かったようです。
広陵野球部は昔からいじめがあるとは驚きでした。人格者中井監督なので。
— 野球キチ (@koushien879) August 6, 2025
選手たちへの思いやりも人一倍強かったと思われる中井監督ですが、動画を見ると少し荒めの口調が目立ちます。受け取り方を間違えると、人によってはパワハラや暴力的と捉えられることもあるかもしれません。
中井監督発案のイベントには、毎年OBが参加してくれるそうです。プロ選手の佐野恵太選手はこう話します。このことからも非常に慕われていることが分かります。
「他校出身の選手が母校に行くことが少ないとか聞くと、びっくりしちゃいますね。僕らは年末になったら、母校に帰るのが当たり前になっているので」
無論、母校イコール恩師である。彼らは年末に決まって帰るだけでなく、中井に年賀状、盆暮れの中元や歳暮も欠かさない。またシーズン開幕時と終了時には必ず電話で報告するという。
引用:https://number.bunshun.jp/articles/-/852315?utm_source=chatgpt.comより
2025年夏の甲子園前におきた広陵高校不祥事の件について
2025年1月頃に、部員の中で暴力事件とも取れる不祥事がありました。これについては話題となり、多くの人の間で拡散されることとなりました。
被害者の保護者がインスタで経緯を発信
問題点1:2年生による行き過ぎた集団暴行
そもそもの問題点として、最初に非があったのは被害者の1年生のようです。禁止されていたカップラーメンを食べてしまったことがそもそもの発端。
しかしそれに対する制裁は過度の暴行であり、少し行き過ぎたものだったかのように思えます。
広陵高校の加害者のヤッてることが、陰湿で気持ち悪いな。
— キャバ狂いマイキー (@mykey_kun) August 5, 2025
火消しに回った監督も気持ち悪い。 pic.twitter.com/Aaql8Qok7K
しかし被害者の1年生もカップラーメンを食べたのは1度ではなく、複数回だったと言う情報があります。チームの和を乱すようなタイプで、上級生に火に油を注いでしまったのかもしれません。
カップラーメン食った部員が常習的に食ってて常にふてぶてしい奴だったという話もあるから、結局当事者しかわからんもんなんでしょうね。言われた言葉もホントかどうかわからん。
— 西村もつ (@mo2246R) August 5, 2025
問題点2:監督やコーチらが事件の隠蔽と見られる行為を行う
今回の暴行があったにもかかわらず、監督は対外試合が無くなるため高野連への報告をもみ消そうとしていったそうです。
問題点3:中井哲之監督の権力が強すぎる?
コーチや担任の先生など、相談した大人はたくさんいたみたいですが、みんな監督の味方をして自分が悪者にされたような印象だったそうです。
世間の反応について
今回の広陵高校の事件については、ネット上でも様々な議論が巻き起こりました。
まとめ
以上、「広陵高校「中井哲之」監督のWikiや経歴!パワハラや暴力が蔓延していた?」の記事のまとめでした。
中井哲之監督については成績はもちろん、愛のある指導で慕われている声も多かったようです。
しかし情報を追っていくと、部活強豪校にありがちな厳しいルールやパワハラも裏ではあっていたのかもしれません。

部活強豪校にいた身から言わせてもらうと、成績優秀なレギュラーは監督に好かれるから監督を慕う人がほとんど。でも平凡や下位の選手はぞんざいに扱われたりするから、監督のこと嫌いだったりするよね
誰かが成果を出すには、誰かが犠牲になるのはよくあることです。今回の被害者の件については、暴行は明らかにやりすぎだったと思うので明るみに出てよかったと思います。
戦犯を挙げるなら監督ではなく、被害届を出されるほど行き過ぎた暴行をした、加害者の上級生だったのかもしれませんね。
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